3月10日から3月14日頃の七十二候が、桃始笑。桃の花が咲き始める頃の意味。
現代の暦だと「桃始笑」の方が「桃の節句」の後になってしまうという不思議なことが起こってしまうが、実際、3月3日だと、桃の花が咲いていることは稀。そしてまだ寒い。
そろそろ気温が上がってくると思うが、近年は、気温が上がり始めると、春をすっ飛ばして初夏のようになってしまうのがツライ。今年はどうなるのだろう?
英チューダー王朝期、権力闘争に翻弄され、「9日間の女王」と称されるジェーン・グレイ。生前に描かれた唯一の肖像画を突き止めたかもしれない、というニュース。
問題の絵は1701年、第11代ケント伯爵だったアンソニー・グレイがジェーン・グレイの肖像として入手したもの。以来、イングランド史上最も短命な君主の「決定的肖像」として扱われてきたが、21世紀になって美術史家がその来歴に疑問を呈し、ジェーン本人説を否定していた。
絵が描かれた板を年輪年代法で調べたところ、1539年~71年前後の時期に制作に用いられたとみられることが判明した。さらに、赤外線反射法を使ったスキャンの結果、当初の肖像画の完成後、女性の服装や顔に大幅な修正が加えられていたことも判明した。
ジェーンの目や口、耳の部分が引っかかれて削られており、宗教的もしくは政治的な理由で絵が傷つけられた可能性が高い、という。
ジェーン・グレイというと、 ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」 を思い浮かべるが、あの絵は、悲劇性を強調するためか、やや美化された感じだ。今回話題になっている肖像画は、プロテスタントであったこともあるのだろうが、かなり地味な印象の女性像だった。