忘備録

忘備録

原本と写本

 ネットに出ていた記事。

 日本初の勅撰和歌集古今和歌集」の序文を、平安・鎌倉期の歌人藤原俊成が書き写した写本が、天理大学付属天理図書館で確認された。古今集は原本が残っておらず、俊成の息子、藤原定家による写本が広く普及するが、その元になった可能性が高く、専門家は「古今集研究の進展につながる重要な発見」と注目する。

 

 最近、写本だと考えられていたが、実は原本だったという話があったから、ある意味でタイムリーな発見だ。

 あちらは、英国の国宝級の文書であるマグナカルタ原本が、写本と考えられていたために、非常に安価で米国ハーバード大学に売り払われていたという話で、英国関係者のやってしまった感がある。

 

 ハーバード大学で見つかったマグナカルタ原本は、1300年にエドワード1世の治世下で作成されたものと発表されたが、1204年に亡くなった藤原俊成による写本、ということは、より古いものということになる。

 原本の方が価値が高いのは確かだろうが、古さと、有名な歌人の手になるという点も加味すると、なかなかのお宝であることは間違いないだろう。